風来坊の子守唄 作 川端誠 出版社 BL出版
戦乱の中、燃え盛る村に取り残された赤ん坊を助けた風来坊。
親を探す子連れの旅を続けるうち、風と名付けられたその子と風来坊は、まるで本当の親子のように心を通わせるようになる。
3年の長い旅の末、目印のために村に残した「母子像」を持つ団子屋の夫婦を見つけ・・・
という人情時代劇風絵本。
1991年に出版された「風来坊の子守唄が聞こえる」をリメイク。
前作ではドカベンの岩鬼っぽい風貌の風来坊が、BL出版のこのシリーズでは少しかっこよくなってます。
特に年配の方はこういうの大好きでしょう。僕もこういう感じ、大好きです。
両親を見つけ、黙って立ち去る風来坊の心の内はいかばかりだろうか。
ラストの走って立ち去る風来坊の背中、何度読んでも涙をこらえきれなくなります。
ぜひ読んでみてください。
それにしても風来坊の絵が若干僕に似ているような気が・・・笑